この記事では、生きているモクズガニを調理して食べる方法をご紹介します。
その失敗も踏まえて解説していくので、皆様は同じ失敗をなさらないようにしてください。。
モクズガニを食べる際は、出来るだけ「泥抜き」をしましょう
モクズガニの泥抜きについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
https://gario01.com/mokuzugani-doronuki/
調理場までの距離がある場合の運搬法(生きたまま)
自宅で調理をする場合は特に問題ないのですが、、
今回僕は、大学の共同キッチンにてモクズガニの調理を行う予定だったので「運搬」が必要でした。(このモクズガニは野食会の食材です)
ということで、僕が出した結論は
- 虫かごにギュウギュウに入れる
- それを水を入れたクーラーボックスに入れる
というものです。
クーラーボックスに入れるだけだと、揺れたときにガチャガチャしてしまいカニが傷つくと思いました。
結果的にこの方法で、生きたままでの運搬には成功したので良かったです。(改良の余地はあります)
モクズガニの下処理:毛の汚れをタワシでこすってとる
1か月以上泥抜きをしている場合は別ですが、そうでなければ「タワシ」を使って爪についている毛の汚れを取りましょう
写真のように、親指と人差し指を使って、後ろから甲羅のわきをつかむと安全に持つことが出来ます。
モクズガニの食べ方・調理法|モクズカニ汁(塩ゆで)
今回は、初めてモクズガニを食べます。
僕は、初めて食べる食材は「シンプルな調理法で素材の味を楽しむ」と決めているので、ただ塩ゆでしたものを作っていこうと思います!
【調理の手順➀】沸騰した鍋にモクズガニを入れる
そして僕はここで一つ失敗をしてしまうのです。。。
教訓:モクズガニは水から茹でないとダメ!!!
沸騰した鍋に入れると起こること
- 火力が強すぎると、体内の水分が一気に膨張して卵塊が溶けだしてしまう
- カニがびっくりして、脚を自切してしまう(見た目がダサい)
僕は事前に良く調べず、熱湯から茹でてしまったため、卵がスカスカで脚も全部とれた残念な仕上がりになってしまいました。。(勉強しなおします)
ちなみにこの情報源は、こちらのお魚屋さんのブログ「土佐の魚屋」がソースです。信ぴょう性は高いと思います
【調理の手順➁】アクを取り、塩を振る
上の写真をみてお分かりになるように、黄色い泡のようなものがアク(エぐみ、臭み)です。
アクを取り除きつつ、唯一の味付けである「塩」を2振りほどかけていきます。
モクズカニ汁完成!!
モクズカニ汁のスープの味:薄くて淡泊
味付けが「塩」オンリーなので、正直言って味は薄いです。
海のカニとも違った、薄い薄い淡泊な味がしました。(表現がむずい~!!)
そしてそこまでカニを感じないからか、嗜好性もない……。
モクズガニの身の味:身はマジで美味い
大きく見えるモクズガニも、脚に入っている身の量は少量です。
でも、この部分はしっかり「カニの味」がするため、美味しくいただきましょう!
カニミソは一切入っていないという悲劇
ふんどしを開けて…
パカッ
無い!!!
無い!!!!
たぶん強火でぐつぐつ煮込んだ時に溶けてしまったのでは…?
次回はガン汁を作る
情報源:宇佐市ホームページ
「カニの旨味を余すことなく味わえる」という点で非常に興味がありますね。じゅるり…。
カニの数が減っていたり、手間がかかることから一般家庭に並ぶことが少なくなってきている郷土料理です!ぜひチャレンジしてみようとおもいます!
終わり!!