この記事にはナマコを捌く(さばく)過程の画像が含まれています。愛玩としてナマコを愛している方は閲覧をご遠慮ください。
今回は、マナマコのさばき方や美味しい食べ方などを紹介するよ!
赤ナマコや青ナマコ、黒ナマコとの違いは?
マナマコの体色には3つのタイプがあり、赤褐色のマナマコを「赤ナマコ」、青緑色を「青ナマコ」、黒色を「黒ナマコ」と呼んでいます。
ソースはここ→地方独立行政法人北海道立総合研究機構|水産研究本部「マナマコ」のページ
生息地によって体色が異なるようで、今回食べたマナマコはおそらく「青ナマコ」に分類されると思います。
まずはマナマコを捕獲する
このマナマコは全部、トラザメをジェット天秤で狙っていたときに先輩が釣った個体です。(エサはイソメだったかな)
僕も以前、タコを狙ってタコジグを使っていたときにナマコが釣れた経験があるので、水底に落ちるような針であれば釣れる可能性が高いようです。
ビニール袋に海水を入れ、車で家に持ち帰りました。
普通の魚だったら過密と酸欠ですぐに死ぬけど、ナマコは生存力が高いらしい。
マナマコのさばき方
【手順➀】大量の塩で揉んでヌメリを取り除く
マナマコの体表は大量のヌメリで覆われており、このまま調理すると大変なことになりかねないので、塩でヌメリを取り除きます。
写真の量でも全然足りなかったからこの1.5倍くらいを追加した。
合計で300g~500gくらい使ったかな
大量のヌメリと共に、体表を覆う色のついた膜のようなものもキレイになくなるので小さくなった気がする。
小さくなった理由は「飛び出る中身」にあった。
飛び出る中身に注意!
これはナマコの面白い生態なのですが、彼らは敵に襲われると肛門から内臓を放出して、敵が内臓を食べている隙に逃げるという驚くべき能力を持っています。
ヌメリを取る際は当然にぎにぎすることになるので、ボンボコボンボコ内臓が飛び出るからめっちゃビックリする(笑)
顔近づけながらヌメリを取ってると間違って顔射される危険性もあるのでご注意ください。
【手順➁】マナマコの両端を切り落とす
両端は硬い部分なので切り落として捨てます。
【手順➂】内臓や縦走筋を取り除いで中をキレイにする
この個体は先ほど内臓をご自分からおぶちまけになられたのでもう内臓はありません。
白いヒモのようなものが「縦走筋」です。
あっても良いですが、無い方が食べやすいみたいです。←ナマコのさばき-手前板前(ソースはこのサイト)
爪でゴリゴリ剥がすとこんな感じ!
マナマコの食べ方
ナマコポン酢
美味しい食べ方はいたって簡単です。食べやすい大きさに切ってポン酢につけるだけ!
ナマコを釣った時にいた地元の方に「ナマコの美味しい食べ方ってなんですか?」と聞いたところ、「ナマコポン酢おすすめするよ!」とのことだったので作ってみました。
ちなみにポン酢をつけずに生で食べてみましたが、食感のコリコリがやばい。
海のコリコリランキング1位間違いなし。ただ味はほぼ無いのでポン酢付けたほうが5000兆倍美味しい。
居酒屋でも食べたことあるけど、つまみには最高の一品でした。
最後に
今回は、マナマコのさばき方や美味しい食べ方についてご紹介しました。
普段は目にする機会が少ないし、目にしてもあまり食べようとは思えないようなビジュアルをしているナマコですが、見た目に反してクセになる美味しさだった!
ゲテモノほど美味いというのはあながち嘘じゃないかもな~
現在「干しナマコ」を作っている最中なので、出来上がったら別記事にてUPします!
おわり!
私は祖母からナマコのさばき方を教わりましたが、ヌメり取りはしないと教わりました。ちなみに赤、青、黒ナマコの食べ比べをしましたが、青ナマコが香と食感の塩梅がちょうどよく感じられておいしかったです。色とりどりで見た目も面白いので是非塩もみ無しで召し上がってみてはいかがでしょうか。
へえ〜!!ヌメり取り無しでも食べれるんですね!貴重な情報をありがとうございます!!
しかもマナマコの中でも色が違うと食べた感じも違うのは気になりますね。
次ナマコが取れたらヌメり取り無しバージョンでやってみます^_^