野生食材

第4回野食会の報告(研究室のメンバーによって行われているイベント)

第四回 野食界

こんにちは、野食家のガリオ(@gario01)です

今回は、以前行われた「第4回野食会」の様子を書き記していきたいと思います。

この「野食会」ですが、ブログ記事にするのは初めてです。

なので、「第4回?第1回と2回と3回は???」と思われるのは当然です!(笑)

色々と見切り発車で始めたイベントだったので、第4回から記事にしていきたいと思います

【第4回野食会】に用いた食材

第四回 野食界

左から順に

【準用河川の小魚たち(カワムツ、ムギツク、フナ)】

【マナマズ(1匹)、モクズガニ(大2匹、小3匹)】

【アカミミガメ(2匹)】

となっております。

調理の途中にモクズガニでまじめな研究をしている動画もあります。

https://twitter.com/gario01/status/1065949473296146432

調理をしている様子

準用河川の小魚をさばいている様子

今回も、大学の調理スペースをお借りして開催しました。

いつもながら思うのですが…

「キレイで広くて最高!!!」

荷物が多くなる野食会を行う環境としては最高ですね。

いつ速水もこみちがやってきて「MOCO’Sキッチン」の撮影を始めてもおかしくないレベルでキレイで広いです。

小魚のウロコと内臓を取ったら下処理完了です。

基本的に、野生食材は「揚げる」という調理法に頼ればだいたい美味しくなります。

焼く、茹でるなどの調理法は、食材の臭みがストレートに出てくるので「臭み消し」を行う必要がありますが、揚げてしまえば多少の臭いはサラダ油の味に隠れてしまうので手間がかかりません。

ただ、それでも臭う食材はあります。具体的には「ナマズ」などの体表にヌメリがある食材はしっかり下処理をしないと美味しくいただけません。

カメの肉を骨から切り取っている様子

後ほどご紹介しますが、カメの肉を塩で焼いた「焼きガメ」は野生食材史上最高に美味しかったのでマジでおススメです。

「ナマズ」に関しては、さばくのは4回目ですね。

本来の正しいさばき方を習得したかったので、このためだけに8000円もするヒノキのまな板と目打ち釘(の代用でアイスピック)を用意しました。

大事に使っていこうと思います。

ナマズは以前も調理しており、「素材の味」は十分に味わっているので、今回は思い切って味付けをしていこうと思います!

完成した料理たち

ということで、完成した野食料理を紹介していきます!

安定の美味しさ:ムギツクとフナの唐揚げ+ちびザリガニ

左:ムギツク 右:フナ 真ん中:ザリガニ

捌いたものに片栗粉をまぶして揚げる。という至ってシンプルな出来になっています!そして美味い!

初めての方は、ほのかに香る川の臭みが気になるかもしれませんが、2匹目からは気にならなくなります!(慣れろ!)←強引

カタクチイワシよりも身があるので、より白身を感じることが出来ます!ただ、ムギツクは他の魚より骨が硬かったので、2度揚げをしっかりする必要があります。

このくらい小さいザリガニなら丸ごといけます。完全にエビです。美味い

安定の美味しさ:カワムツの唐揚げ

カワムツはフナと比較すると味が濃くて塩っぽい印象でした。あとは同じです(急になげやり)

最高傑作:焼きアカミミガメ

みんなで「焼きアカミミガメ」を食べたとき、いろんな意見が出ました。

「これは牛と豚の中間だ!」「いや、貝に似ている!!」「鳥と牛の間だろ??」

本当にいろんな意見が出たんですけど、ここでは僕の答えを記していきたいと思います。

 

食感は牛!味は豚と鳥!もっとも近い食材は、焼き鳥のかしら!

例えるなら、旨味が消えない肉のガム(もちろん褒めてる)

さんざん考えて出した結論がこれだった。そして金を払ってでももう一度食べたい…

あぁ焼きガメ…

 

ナマズのソテー・トマトソース和え

ナマズは白身魚で、クセもなく淡泊な味わいなので、「トマトソース」が合うと思いやってみました。

結果的には、まぁまぁ美味しかったのですが、肝心の「トマトソース」において玉ねぎを入れすぎてしまい微妙な仕上がりになってしまいました。

もっと練習します。

問題作のアカミミガメスープ

(焼けばよかった)

(焼けばよかった)

(焼けばよかった)

(焼けばよかった)

(焼けばよかった)

焼けばよかった!

この後悔の全てはこちらの記事(アカミミガメスープの作り方)に書かれています。

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いまいちだったモクズガニ汁

こちらも調理を失敗してしまった部分があるのでいまいちでした。

詳細はこちらの記事(モクズガニの食べ方)に書かれています

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使い終わった調理器具は必ず熱湯消毒しましょう

野生食材は安全を保障しません。なので、使用した調理器具はしっかり熱湯消毒しましょう。

調理器具だけではなく、魚の内臓を触った手やキッチン周りなどもしっかりアルコール除菌をしましょう。

我々もこのスペースを長く使っていきたいので、毎回アルコール除菌スプレーを購入しています。

そして野食会が終われば狂ったように消毒します。食中毒にかかるのは野食家として恥ずべき行為ですからね。

第4回野食会まとめ

今回は比較的いろんな種類の食材を味わうことが出来ました!

僕の不手際で失敗してしまった料理もありましたが、この失敗を踏まえて次は美味しく仕上げたいと思います!

終わり!

そんじゃさいなら!
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