こんにちは、野食家のガリオです。
ここ数年のグルメブームや昆虫食の普及から「野生食材」も注目を集めています。
僕も、普段から野生食材を獲ってさばいて食べていますが、それと同時に気を付けていることもあります。
だって、変なもの食べて病気になったら嫌ですからね。。
そのため今回は、野食初心者の僕が野生食材を食べるうえで気を付けている6つのポイントをご紹介したいと思います。
目次
【ポイント1】有毒種に気をつける
まず初めに、気を付けなければいけないのがこれです。
動物、植物、菌類、etc に関する知識が不十分なまま野生食材を食べると致死的な有毒種にあたって死んでしまう可能性もあります。
というよりか、毒ヘビだということを知らずに素手で掴んで咬まれたら笑いもんですよ。
少なくとも、自分が食べようと思っている種類の食材に関しては、捕獲または食べる前に十分に調べるべきです。
いやだって……この違い分かります?
って言っても、トリカブトの特徴を知らなければ非常に危険です。
僕もまだ始めたばかりなので、うかつに手を出すことはしません。
とにかく、何かを食べる前には情報を集めてください。それがあなたの命を守ります。
以前大学の図書館で読んだうまい雑草ヤバい野草は、全ページカラーで毒草と野草の見分け方や料理法、毒抜きまで記載されていたのでかなり良書ですね。著者の方の喋り口調が堅苦しくない為、良くも悪くも評価されがちですが、初心者の方は一冊持っておいて損はないと思います。
この山菜・野草の食いしん坊図鑑は、実際に購入しましたが全ページカラーの料理法がしっかり記載されていたのでこちらも見やすくておススメです。ただし、有毒種についての記載は無いのでご注意ください。
【ポイント2】毒がなくても気をつける
その生き物自体が有毒種でなかったとしても、
口の中は雑菌だらけ
という場合もあります。そのため、たとえ毒をもっていないアオダイショウに咬まれたとしても、そのあとはちゃんと消毒を行ってください。
以前アオダイショウに咬まれたときは、何もせず放っておいてしまいました。
結果なにもなかったのですが、その時は運が良かっただけなのかもしれないので本当に気を付けましょう(自戒の念を込めて)
自戒=自分で自分をいましめること
【ポイント3】生食は絶対にしない
みなさんは豚や鶏の肉を生のまま食べませんよね?(鳥ユッケとかいう恐ろしいものも時々見かけるが……)
それと同じで、【哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫、甲殻類】の生食は絶対にやめてください。理由は簡単で、体内に寄生虫や細菌を含んでいる可能性があるからです。
最近では、「アニサキス」という寄生虫が話題になりました。
アニサキスは、魚(アジ、サバ、イカ、タラ)を中間宿主としており、「刺身」を食べて感染してしまうケースが多発しましたね。
その他にも、モクズガニやイノシシには「肺吸虫」、ドジョウやナマズには「顎口虫」、アユやウグイには「横川吸虫」、カマキリやバッタでは「ハリガネムシ」と例を挙げればキリがありません。
スッポンの生き血を飲んで入院したニコニコ動画配信者もいました。(個人的には好きな方です)
人間の手によって管理された家畜でさえ生食が禁じられているのです。(例外有)。野生食材を生食することは病気になるリスクを上げることに他ならないので絶対にやめてください。
しかし、正直に申し上げると、僕もすべてを知っているわけではありません。だからこそ怖いのです。【怖い】という感情は【知らない】と同じ意味を持ちます。
「知らないから、分からないから怖いんです。」
どうか無茶はしないでくださいね。野食は安全に楽しみましょう。
参考にしたサイトは東京都福祉保健局HP
【ポイント4】基本的には絶対火を通す(冷凍も有)
【ポイント3】で説明した通り、野生食材の生食は絶対にダメです。
焼く、茹でる、揚げる、など様々な調理法が存在しますが、基本的には食材に火を通して十分に加熱すれば寄生虫も死ぬので安心です。というか、死んだ寄生虫も栄養になるので一石二鳥です。
アニサキスの心配に関して
【冷凍する場合】
-20℃で24時間冷凍すればアニサキスは死滅するので魚を刺身で食べても大丈夫です。(家庭用冷凍庫だと温度設定の都合上-18℃までしか下がらない場合もあります)なので、冷凍で売られている刺身は安全ということです。
【火を通す場合】
70℃以上、もしくは60℃で1分以上加熱すれば問題ありません。
どちらの方法も、厚生労働省のHPに記載されています。
【ポイント5】使った調理器具は必ず熱湯消毒する
寄生虫や微細菌は、肉だけではなく血液にもいる可能性があります。
そのため、調理をする際に使用した包丁やナイフ、まな板、鍋などには熱湯をかけて消毒を行いましょう。
【ポイント6】アレルギー反応に気をつける
私たちの体には、ウイルスや細菌などの異物が入ってきたときに体内に「抗体」がつくられ、これら外敵をやっつけようとする「免疫」というしくみがそなわっています。
ところが、この免疫のしくみが、食べ物や花粉など私たちの体に害を与えない物質に対しても「有害な物質だ!」と過剰に反応して、攻撃をし過ぎる結果、逆にマイナスの症状を引き起こしてしまうのが「アレルギー」です。本来は体を守るはずの反応が、自分自身を傷つけてしまうアレルギー反応に変わるのです。
これはどんな食材にもいえる事なのですが
- 個人によってアレルギーの有無が異なる。
- 突然アレルギー反応が出ることがある。
例えばどういうことかというと、Aさんはカニを食べることが出来るけど、Bさんはカニを食べることが出来ない。みたいなことが普通にあります。
なので、自分が何を食べたらアレルギー反応が出るか把握しておくべきです。
ヤバいのは、大人になって初めてエビを食べたら突然アレルギー反応が出た。というような場合です。
食べてみて初めて、自分のアレルギーが分かるパターンですね。こればかりは事前には分からないので、どうしようもないです。あまり一度にたくさん食べないくらいしか方法がありません。
最後は自己責任
どれだけ注意していても病気にかかってしまう可能性はぬぐえません。すべての責任は自分にあるのでそれは覚悟しておいてください。
金のない学生(わし)の場合は、家族に迷惑がかかることは必至です。この活動自体を反対されることになるかもしれません。家族間で仲が悪くなると非常にやりづらいので、独り立ちするまではおとなしく野食を続けるべきだと僕は思います。
終わり