こんにちは、野食家のガリオ(@gario01)です。
今回は「コクワガタ」の食べ方・調理法と幼虫と成虫の味の違いをご紹介します。
「クワガタってどんな味するの?」と気になる人はこのままお読みください。
コクワガタを捕獲するまでの流れ
この日は、薪割りの方法を教えてもらいに「DIYのプロ」のお家にお邪魔していました。
薪割りの最中は、昆虫食を好むみね(みね@いなか暮らし)と
と話しながら、薪割りをせずに生き物(バッタなどの昆虫)を探していたところ、DIYのプロが
「材木割ったらデカい幼虫が出てきたぞ」と一言。
一瞬にして僕ら二人の目の色は変わり、血沸き踊る状態になったのですがDIYのプロには悟られぬようその場所へ案内してもらいました。
ここで、腐った材木とご対面。両手で抱えるほどの大きな材木でしたが、中身は腐っており見た目より軽かったのを覚えています。
腐った材木を貰う
植物の細胞壁から水分が抜け、樹皮が剥がれているのが分かります。
教えてもらった斧の使い方で材木を割ってみる
忘れていたんですけど、僕らは斧の使い方を学びに来ていたのでしっかり学びました。
10数回ほど脚を切断しそうになりましたが、なんとか材を割ることに成功。
中身はかなり腐っていたため、21歳(2019年3月6日現在)の男が3回ほど斧を振りおろすことで簡単に割れます。
いた!!!幼虫!!
なぜかひらがなの「つ」を描くように喰い進んでいる
頭がポップコーンみたいな可愛いサイズの幼虫が出てきました。この時点での種は分かりません…(昆虫には疎いもんで…)
別の材木を割ってみると、今度は成虫のコクワガタが出てきました。
ここであの幼虫がコクワガタの幼虫であったことが明らかになります。
今回の収穫がこちらです。この後食べたいと思います。
計3本ほどの材木から獲れました。クワガタがいる材木の特徴としては、以下の2点があげられます。
- 腐敗が激しく、頑張れば腕力で崩せるほど柔らかい
- 腐敗しているけど、水分を適度に含んでいる
コクワガタの食べ方・調理法|素材を生かした素揚げ
初めて食べる食材の調理法にはこだわりがあるのですが、「素材」を味わうために
- 「焼く」
- 「茹でる」
- 「揚げる」
- 「レンチン」
のいずれかの調理法で食べると自分の中で決めています。
今回は、「揚げる」で調理していこうと思います。
【手順➀】水で洗って泥を落とした具を油で揚げる
、
材木の中にいましたが、何度か地面に落としてしまっていたので一応水で洗いました。
油で揚げるといっても、こういった少量の食材を揚げるときはフライパンに少し垂らして傾ければ十分なので無駄に油を使わずに済みます。地球にも優しいのでおすすめです。
【手順➁】寄生虫が怖いので、十分に火を通す(3~4分)
僕はクワガタに寄生する虫を知りませんが、昔飼育していたときに小さなダニみたいなものがたくさんついていた記憶があります。
あれがなんだったのか覚えていませんが普通に怖いのでしっかり火を通しましょう。
クワガタに限らず、野生食材には寄生虫や細菌といった危険性があるので油断しているとすぐやられます。よくわからない食材は必ず火を通しましょう。
完成!コクワガタの素揚げ(幼虫+成虫)
実はクワガタ初めてなんですよね~。。。(ちょっと怖い)
僕もまともな人間なので、普段食さない幼虫のフォルムを見ると「お、おぅ…これ食うのか…」ってなりますよ。
「幼虫を躊躇なく食べる人がまともな人間ではない」って言いたいわけではありません。あしからず
コクワガタ(幼虫)の味
コクワガタの幼虫を食べて感じたことを列挙しました。
- 頭部から豆の味がする
- 泥や糞が詰まっているであろう腹部からは臭みを感じない
- つまり美味しい
- 全体的に豆感が強い
サイズが小さいというのもあったかもしれませんが、土臭くなかったのが意外でした。
そして全体的に豆系のタンパク質を感じたので、幼虫を常食する地域(民族)では貴重なタンパク源になっているのではないだろうか?
コクワガタ(成虫)の味
コクワガタの成虫を食べて感じたことを列挙しました。
- 素揚げをしてしまえば、堅い頭部でもバリバリ食べることが出来る
- 羽の部分は歯に挟まったりした。なくてもいいかな。
- 成虫も臭みは無く、胸部の筋肉から確かなタンパク質を感じる
成虫も、羽を除けば美味しく食べることが出来た。もう一度目の前のさらに出されたら普通にパクっと食べてしまうだろう。
ただ、これがカブトムシのように体サイズが大きくなると未知数だ。。。試してはみたい…
コクワガタの食べ方・味のまとめ
今回は「素揚げ」での調理法をご紹介しました。結論としては「普通にイケる」って感じですね。
他にもクワガタを食べたことがある方がいましたら、色んな情報を知りたいのでご連絡お待ちしております。
終わりです。