突然ですが、みなさんは”セミ”を食べたことがありますか?
そんなことを言うと
なんて言われそうですけど。
そもそも昆虫食は世界各国で行われていますし、日本でも地方の食文化として”昆虫食”は現存しています。
例えば、ハチノコ(蜂の幼虫)やイナゴ、ざざむしなんてその一例です。
日本での昆虫食は一般的に、美味しくない、気持ち悪いなどの心理的嫌悪によって衰退してしまっています。
しかぁああし!!!
ということで今回は、日本全国の皆さんにそんなセミの美味しさを伝えるべく記事を書きました。
夏のバーベキュー会場での再現性が高い方法でご紹介しますが、普通に家でも出来ます。
用意するものはたったの3つ
- セミ(ヒグラシ)
- セミ専用棒(木の枝)
- 炭火(焚火でも可)
セミ専用棒は外側が汚れている可能性があるので、樹皮を剥いでおいてください。
こんな感じで樹皮を剥いて、先っぽを軽く尖らせておくとセミを刺しやすくなります。
ヒグラシの食べ方:素焼き
食べ方はいたってシンプル!素焼きです!(焼くだけ)
セミを食べるのは初めてなので、素材の味を楽しみたいと思います。
【食べ方の手順1】セミ(ヒグラシ)をセットする
【食べ方の手順2】羽をむしる
焼く際には邪魔になるので、先に外しておきましょう。焼いたところで燃え尽きるか黒こげの炭になります。
素揚げをする場合は、食感が楽しくなるので外さなくてもいい気がします。
【食べ方の手順3】セミ(ヒグラシ)のお腹に専用棒を刺す
5つくらいの節になっているお腹の中は空っぽです。ここが鳴き声を大きくさせるための共鳴室(きょうめいしつ)になっているわけです。
この共鳴室にセミ専用棒を刺して、頭部まで押し込んでください。
頭部を突き破ると、頭部が「ニュッ」と外れてしまうので注意してください。
この頭部の付け根には意外と筋肉(美味しいところ)が詰まっているので、外れちゃうともったいないよ。
【食べ方の手順4】シンプルに焼く
実際には、写真の位置ではあまり焼けませんでした。
なので本当は、網の下にセミを突っ込んで焼きました。
実はこのバーベキューは、僕が所属する大学の研究室(30人くらい)で行ったバーベキューだったので、7人テーブルで同席していた女性陣からは非難轟々(ひなんごうごう)でした。
結果、僕に割り当てられたのは火の弱い端っこのスペースでした。。。
【食べ方の手順5】2分くらい強火で焼いたらOK
さきほど説明した、弱火の割り当てでは全く焼けなかったので、こっそり中に突っ込んで焼きました。
と思われるかもしれませんが、個人的には、胸部の模様のエメラルドグリーンがくすんで茶色になったら十分に火が通っているように思えました。(完全なる主観です)
セミ(ヒグラシ)の味
これはマジです。なんていうか、他の食べ物に例えられないんですよね。セミ味です。
土臭さとかドロドロとかないから、初心者の方でも抵抗感なく食べることが出来る!
ポイントは二つです。
- 筋肉の食感が咬みほぐしたエビに近い。(味はセミ特有のもの)
- 外骨格の味がバッタを食べたときと近い
どちらともいえない。という点でこんな例えをしました。やみつきにはなりませんが、美味しいです。キャンプ場で見つけたら自然な流れで獲って食べちゃうくらいの美味しさはあります。
また、セミは中身がなんにもなくて空っぽである。と思われがちですが、実際には筋肉がたっぷり詰まっています。音を出したり空を飛んだりするんですもん。マッチョじゃないと出来ないね。
ということで、皆さんも良かったらセミを食べてみてください!0円だよ!
そんじゃさいなら!