以前僕は、「目打ち釘を使ったウツボのさばき方」という記事をUPしました。
だけど…
ということで、前回よりもさばき方が少し上達したので改めて「ウツボのさばき方」をご紹介します!
※骨抜き方法の技術はまだないので、雑な手法にはご了承ください
まずはウツボをGETしてくる!
ポイントさえ知っていればおそらく1年通していつでも釣れると思います。
基本は気温が高いほうが釣れやすいですけど、冬のウツボは脂がのっているから美味いらいいです(僕は違いがイマイチ分からない)
ごついタックルと仕掛けで、堤防やテトラの穴、磯場などを攻めましょう
目打ち釘を使わないウツボのさばき方
【手順➀】包丁でヌメリをこそぎ取る
ウツボやナマズ、ウナギといった「ヌメリ」のある魚を捌く際には、塩やタワシなどを使いますが、包丁でゴシゴシこそげばお金もかからないので財布には優しい。
ウツボの皮はめちゃめちゃ丈夫なので、AV男優の手〇ンくらいガッシガシやっても大丈夫です。
ただ、包丁を使うデメリットとして、完璧にはヌメリを取り除くことはできません。
まぁ時間をかけてある程度ヌメリを取ればさばくことができるのでそんなに気にする必要はないよ!
ただ、慣れていない人がさばく場合、やはりヌメリがあるとツルっと滑ることはあります。
【手順➁】肛門から出刃包丁の切っ先を入れて腹を開く
ウツボの皮は分厚くて、軽く包丁の切っ先を刺したくらいではビクともしません。
そのため、肛門の穴から包丁を入れ喉元まで進めれば、比較的簡単に腹を割くことができます。
腹を開く際は、包丁の刃は外側に向けて内臓を傷つけないように注意!
【手順➂】開いた腹から内臓を取りだす
内臓はまとまっているので、ベリベリベリっと簡単に剥がせます。
【手順➃】指や箸などで、背骨の裏の血合いをキレイに取り出す
背骨の裏側には血合いが残っているので、指や箸などでキレイに取り除きます。
【手順➄】まな板に入らない時は適当なサイズに切り分ける
僕がとってきたのはたしか98.5センチくらいの大物だったので、まな板に入りきらず半分に切りました。
全身の皮をキレイに剥ぎたい!という方は、かなり大変ですが開いた腹側の切れ目から皮を剥いでください。
【手順⑥】皮と肉の間に指をねじ込み、皮をキレイに剥いでいく
皮の剥ぎ方ですが、皮と肉の間に無理やり指をねじ込めば、メリメリって感じで剥げます。
かなり力のいる作業なので頑張れ!!
皮は丈夫だけど、背ビレ付近は薄くなっていて破れやすいので注意!
【手順⑦】皮を剥いだ肉を3枚おろしにしていく
皮を剥いだら、他の魚と同じように3枚おろしにしていきます。
背骨が逆V字になっているのがお分かりいただけるだろうか?
できるだけ身を残すなら背側から切れ目を入れるのがセオリーなんだけど、なぜか僕は腹開きしてしまった
そんでまぁこんな感じで
半身捌けたら、背骨だけ浮かせて…
こんな感じだぁぁ!!!(説明雑だけど写真でわかってくれ!(笑))
【手順⑧】皮下埋没骨をおおざっぱに取り除く!
1度でも自分でウツボを捌いて食べたことがある人なら分かる「皮下埋没骨」
ウツボは他の魚と違い、背骨や腹骨、中骨、小骨以外にも「皮下埋没骨」という骨を持っています。
これがどこにあるかというと、正確な位置は僕もよく分からないんですけど、背ビレ付近や身の中にあるんですよね。
ウツボ食の文化がある高知県などではこの骨抜き技術が存在するらしいのですが、ネットで調べても出てこないし、企業秘密だとかいう話も聞きます。
この記事では正しい骨抜き方法を解説することはできないのですが、とりあえず見える部分をおおざっぱに取り除いていきたいと思います!
とりあえず、触ってみて骨の存在が確認できた背ビレ付近を大きく切り離します。
多少身が持っていかれても仕方ない。
【手順⑨】半身をさらに縦に割いて、小骨をおおざっぱに取り除く!
半身をさらに縦に切って、小骨の位置に当たる骨を取り除きます。
まぁ実際に触って「あ、ここ骨あるなぁ」っていう場所を取り除いていってるだけです。
もう片方の半身の背ビレも切り離します。
もう半分の方も、手順⑥~⑨と同じことを繰り返す
まだ上半分も残っているので、先ほどと同じことを繰り返していきます。
時間をかければなんとか皮は剥げるのですが、手の体温で肉が温まってしまうので、できるだけ早く済ませる。あと時々手を冷たく濡らす。
ってかほぼメートル級のウツボデカすぎて笑える
頭部にも結構肉が残っているので鍋のダシにしてみてもいいかも
先ほどと同じように、3枚おろしにして
皮はなめして加工品にしよう
かなり大きくて加工しやすそうな皮を入手することができたので、とりあえず冷凍庫で保存しています。
1匹のウツボからから入手した素材です。
左から、精肉(茶色いキッチンペーパーで包んでる)、皮、背骨と頭部、腸
それぞれ使い道があるので、とりあえず冷凍してあります。
食べ方の記事はこちら!