こんにちは、野食家のガリオです。
今回は、千葉県に流れている2級河川「金谷川(かなやがわ)」で行ったガサガサ(魚獲り)で獲れた「チチブ」の食べ方・味をご紹介します。
この川の下流は「生活排水(洗剤など)」が垂れ流しにされているので、比較的汚い川です。「そんな川に生息している魚は美味しいのか?」といった点も気になるので身をもって体験したいと思います!
- チチブってどんなところにいるの?
- 汚い川のチチブって臭くないの?
といったことが気になる人に向けて書きました!
目次
千葉県富津市「金谷川」(雨が降ったので濁ってる)
ひょんなことから千葉県の「金谷川」でガサガサをすることになりました。
チチブがいることは分かっていたので、かなり気合入ってます。
ガサガサ装備(レベル★★★★★★☆☆☆☆)
今回のガサガサも、僕が愛用している「胴長」と「タモ網」、「プラスチックボトル(100均)」「防水カメラ」を使用したいと思います。
フル装備の時は、これらのほかに
- 蓋つきバケツ
- 軍手(石をどけるときの怪我防止)
- ヘッドライト(夜までやるとき)
などが加わります。
この胴長のレビュー記事はこちらです。かれこれ1年以上使い続けています
https://gario01.com/gasagasa-dounaga/
チチブがいるポイントは障害物
チチブは底生性の魚類なので、川底に生息しています。
主に石の裏や流木の裏などの障害物に隠れているので、川(橋)の上から見れることはあまりありません。
下流にタモ網を構えておき、その上流を足でキック(ガサガサ)することで魚を網に追い込む方法で獲ることが出来ます。
休憩中の動画の中では「ハゼ」と言っていますが、結果的に「チチブ」であることが判明しました。
カメを取りに行く前の前座はいい調子です。 pic.twitter.com/vArZd0HicU
— ガリオ@野生食材 (@gario01) March 2, 2019
金谷川で獲れた10数匹のチチブ
それでは、金谷川で獲れたチチブを調理していこうと思います!
チチブの食べ方・調理法|素材を生かした唐揚げ
【手順➀】脊髄を切断して絶命させる
食材が生きている状態から調理を始める場合は、必ず絶命させてから調理を始めましょう。
また、絶命させるときは、無駄に苦しませることがないよう一瞬でやってください。
【手順➁】腹を開いて内臓をかきだす→水洗い
淡水魚の内臓には寄生虫がいたり、苦かったりします。
あらかじめ取り除いておいた方が色々と都合がいいので、ナイフで腹をさばいた後に指で書きだすようにして内臓を取り除きましょう。
その後は、血で汚れている腹の内側を流水でキレイにして下処理は完了です。
【手順➃】片栗粉をまぶす
油で揚げる際に、水分があると油がはねます。
キッチンペーパーで水分をとってから片栗粉をまぶしてください。
片栗粉をまぶすと外側がカリっとするのでおすすめです。
金谷川でモクズガニも取れたので一緒に揚げます。
完成!金谷川のチチブ唐揚げ・味の感想
結論から言うと、めちゃめちゃ美味いです!
歩くと沈殿されていたヘドロが浮かんでくる金谷川から獲れた魚とは思えません。
生活排水が流れているからといって、肉の味が極端に臭くなるわけでは無いことが分かりました。
もちろん、生活排水の程度によるものが大きいので、流しても問題ないと言いたいわけではありません。
川魚は大体おなじような味がするのでオリジナルな味を感じた訳ではありませんが、よくある白身魚(ハゼ、カワムツ、オイカワ)の味がしました。
まとめ
今回は、千葉県に流れている2級河川「金谷川(かなやがわ)」で行ったガサガサ(魚獲り)で獲れた「チチブ」の食べ方・味をご紹介しました。
金谷川はかなり短いので、一回のガサガサでどんな種類の魚がいるのか分かりました。
汽水域は、海の魚の稚魚などがいましたがそれ以外ではほぼ「チチブ」ですね。
上流の方もガサガサしてみましたが、住みやすい生息環境がないのかなんの魚もいませんでした。
金谷川でガサガサをやる人は、「チチブ」を専門に狙っていきましょう!
終わり