今回は、拾う段階でエぐみの少ないマテバシイを見分ける方法をご紹介します。
ただ、今回の内容は僕個人の主観にかなり依存しているため、科学的な根拠は一切ありませんのでご了承くださいm(__)m
かなり主観的な、エぐみの少ないマテバシイの見分け方
細長いマテバシイの先端はエぐみが強い
これはおよそ3キロにも及ぶ量のマテバシイを割って気づいたことなのですが、※➀細長いマテバシイの多くは先端が赤く染まっていました。
気になったため赤い部分だけを食べてみたところ、強い渋みを感じたため、マテバシイの先端に渋み成分である「タンニン」が集中しているのではないか?推測しております。
もちろん細長いドングリ以外の、※➁ずんぐりしたドングリの先端が赤いこともありましたが、細長いドングリの方が先端が赤い割合が多かったです。
※➀ここでは、横幅が~1.0cmのドングリを「細長い」と定義します
※➁ここでは、横幅が1.2cm~のドングリを「ずんぐり」と定義します
落ちてから日にちが経ったマテバシイはエぐみが少ない
マテバシイを半分に切ってみたところ、断面図の色が異なっていることに気づきました。
おそらく、枝先から落下して日数が経ち、中の水分含量が減ったことで変色したものであると考えられます。
試しに、まだ枝に付いているドングリと、数日前に地面から拾ったドングリを割って比較してみました。
上の写真が、比較した際のものです。
左がまだ枝についていた未熟なマテバシイで、右が枝から落下して日数が経っているマテバシイです。
未熟な方は断面が白く、みずみずしさを感じます。一方落下してから数日経っている方は、断面がくすんだ色をしており触った感じもパサついています。
未熟なマテバシイと日数が経ったマテバシイをそれぞれ5つほど用意して、断面の色や質感を確認しましたが、先ほど説明した通り未熟なマテバシイの断面は白く、古いマテバシイの断面はくすんだ色をしていました。
また、2つを食べ比べたところ、新たな発見がありました。
未熟なマテバシイの方が、日数が経っているマテバシイと比べて若干渋みやエぐみが強いのです。
渋み成分である「タンニン」は水溶性とのことなので、日数が経つことで水に溶けた渋みも飛んで行った??などと考えましたが、ここでは答えを出せないので保留としておきます。
日数が経っている(古い)マテバシイは表面の色が黒いから、割った時にすぐわかります。
中には、おそらく菌糸かな?白い膜が表面についているドングリもありましたが、指でこすれば取れます。
指でこするとこんな感じ。
こういう断面がくすんでいたり、茶色のやつは総じてエぐみを感じない。つまり美味しい。
とりあえずここまでで分かったのは、まだ枝先についている未熟なマテバシイは落ちているものよりも渋いので取るべきではないということです。
結論:地面にあるずんぐりしたドングリを拾おう!
ここまで完全に僕の味覚に依存した推測を述べてきましたが、とりあえず結論としては「地面に落ちているずんぐりしたドングリを拾おう」ということになります。
別記事で解説しますが、ぶっちゃけ「細長いドングリ」と「ずんぐりドングリ」のそれぞれで作ったドングリ粉に関しては味の違いはありませんでした。
なので、ドングリを拾ってドングリ粉にしようとしている人にとってはあまり役に立たない知識かもしれません(笑)
ただ、「とりあえず生食したい!」という方は、拾う際に少し意識してみてください。
また、わざと食べ比べて渋みやエぐみの違いを実感してみてください!
おわり
N数にだからかなり主観ですね
ムサさんコメントありがとうございます
記事に記載し忘れたんですけど、未熟なマテバシイと日数が経ったマテバシイのそれぞれ5つくらい?(正確には覚えていない)確認してみましたが、同じように断面の色は異なっていました。その時はめんどくさくて写真撮るの忘れていたので文面だけでも追加しておきます。