こんにちは、野食家のガリオ(@gario01)です。
今回の地球飯は「ギンヤンマ(銀蜻蜓)」です。
以前「ウスバキトンボを食べる記事」を書きましたが、その時に捕まえたものです。
記事の内容がごっちゃごちゃになるのを防ぐために、別々で書くことにしました。
ということで!
- ギンヤンマって食べられるの?
- ギンヤンマってどんな味がするの?
そんなギンヤンマ初心者系の方向けに、僕なりの「ギンヤンマの食べ方・調理法・味の感想」をまとめて書いてみました!
ギンヤンマとは?
分類 | |
---|---|
科 | ヤンマ科 |
属 | ギンヤンマ属 |
種 | ギンヤンマ |
ギンヤンマは、日本では全国的に広く分布していて、池や沼、田んぼなどの水域の上空を高い飛翔能力で飛び回ります。チョー速いので捕まえるのが大変でした…。
体長(頭から尾までの長さ)が7cmほどの大型のトンボです。
【ギンヤンマの食べ方】茹でる
前回(ウスバキトンボの食べ方)と同じように、素材の味を楽しむために「茹でる」調理をしていきます!
【ギンヤンマの下処理】羽をちぎる
まずは、羽をちぎってください。食べても全然美味しくないので取り除くことをおススメします。
ちぎるときに胸部の筋肉が一緒に持っていかれる恐れがあるので、羽の途中でちぎってしまっても構いません。
この画質で確認できるが分かりませんが、トンボ特有の複眼が確認できます。
多数の小さな目が集まって出来た目。狩りで動く獲物を捉えたり、天敵が襲ってくるのを察知したりするのに役立つ。
【ギンヤンマの調理】沸騰した鍋で3分間茹でる
寄生虫がいると困るのでちゃんと火を通しましょう。(そもそもトンボに寄生虫がいるか知らないけど、知らないからこそ念には念を込めて)
茹でギンヤンマ完成!
一般的なトンボ(シオカラトンボ、アキアカネ)と比較すると、かなり大きいですね。
茹でギンヤンマの味
- 肉の甘みだろうか?ゆで汁と相まって、甘い肉汁のようなものを味わうことが出来る(ウスバキトンボと同じ)
- 肉の量が多い(ウスバキトンボ比)
- 香味のあるマメのような味がする(ギンヤンマ特有)
- 頭部、腹部の外骨格はカスが残るため食べにくい。
- 胸部に最も筋肉が詰まっており、各部位の中で唯一食べ応えがある
- 腹部はほとんど空っぽ。うすいエビの殻みたい
結論は、
次に、頭部、胸部、腹部の各部位における個別の感想を述べていきます。
【茹でギンヤンマの頭部の味・感想】
あごがかなりしっかりしてるね。
トンボ屋の先輩曰く「指の肉ちぎられると思うから手は近づけないほうが良い」とのことです。
- 例によって、甘みのある汁(体液?)を感じるが、外骨格のカスが残るから食べづらい。
【茹でギンヤンマの胸部の味・感想】
- 頭部と同じく甘みのある汁(体液?)があふれてくる
- 他の部位と比べると、もっとも筋肉量があり食べ応えもある!
- 味にクセは無く、バッタに近いものを感じる
【茹でギンヤンマの腹部の味・感想】
- 腹部に関しては、香味のあるマメのような味がする
- 比較的(ウスバキトンボ比)外骨格が硬いので、口に残る(うすいエビの殻みたい)
最後に
体格がしっかりしていて大きいので、ウスバキトンボよりもガッツリ筋肉を味わえると思っていましたが、
その分外骨格もしっかりしていたので、そこまで肉々しさを感じることは出来ませんでした。
セミに例えると、「ヒグラシ」と「アブラゼミ」みたいな感じですね。(笑)
ヒグラシは小さいですが、外骨格も薄いので食べやすいです。
対するアブラゼミは、大きい分外骨格がしっかりしているので食べにくい。
そんな感じです!(伝わるかな…。)
とは言っても、ウスバキトンボよりかは「トンボの肉」をしっかりと味わうことが出来るので、トンボの味を知りたい人は「ギンヤンマ」を食べてみることをおススメします!
そんじゃさいなら!