今回は、ユキノシタの美味しい食べ方・天ぷらレシピについて解説します。
- 庭に生えているけどう食べたら分からない
- どんな大きさを食べればいいか分からない
といった、ユキノシタをまだ食べたことのない人に向けて書きました。
ユキノシタの自生地や採取時期・部位
ユキノシタは、本州・四国・九州の山の湿った岩場などに生える多年草です。
4月~6月の新芽が採取時期と食べる部位になります。
庭などに植える人もいるので、おばあちゃんちなどに行けば意外と生えているかもしれません。
小さい葉から大きい葉まで食べることができます。個人的には大きい葉の方が肉厚で食べ応えがあったのでおすすめです。
4月~6月が採取時期と言いましたが、春から秋まで次々と新しい葉が出てくるので10月くらいまでは採取できます。
ユキノシタの美味しい食べ方
ユキノシタの天ぷらレシピ
- ユキノシタ:適量
- 天ぷら粉:適量
- 好みに応じて調味料(マヨネーズ、めんつゆ、レモン、塩)
【手順➀】採取したユキノシタを水洗いする
土や虫などが付いている可能性があるので、水洗いしておきましょう。
【手順➁】天ぷら粉を作ってユキノシタを浸す
市販で売られている天ぷら専用の「天ぷら粉」を使えば、水を混ぜるだけで簡単に作れます。分量や水の比率は商品によって異なるので、調整してください。
【手順➂】鍋に油を入れ180℃くらいにする
180℃ピッタリにしなければいけないわけではありません。大体でOKです。
【手順➃】裏と表を1分くらいさっと揚げる
ユキノシタに衣をつけすぎると、ただの油の塊になってしまいます。衣は極力落としてから鍋に入れるのがポイントです。
上の写真右にある2枚のユキノシタは上手くいきました。葉の色(緑)が見えるくらいがちょうどいいです。
ユキノシタの天ぷら完成!
油の塊みたいのが多く出来てしまいましたが、一応完成です。
味付けをしなかったときの味
さすがに油の味しかしなかったので、油を剥いで食べてみました。
特にこれといって味はしません。ただクセも無いので何枚でもいけますね。
茶色がメインになる天ぷらの盛り合わせに添えると、緑が映えて彩が良くなりそうです。
色んな調味料で試してみた
最後に
今回は、身近に生えているユキノシタの食べ方や味をご紹介しました。
比較的長い期間で採取できる野草なので、ふと気が向いた時に探してみてはいかがでしょうか?
特に嗜好性はありませんが、色がある天ぷらの品数を増やしたい時におすすめです
おわり
こんにちは。
上杉鷹山の『かてめし』について調べているうちに、こちらにたどり着きました。いつか食糧難が来ても生き残ってやるというつもりで野草食などをしてますが、その1000倍くらい先を行く実践に驚嘆いたしました。特に川魚、昆虫、ヘビといったタンパク源がものすごく勉強になります。アブラゼミはこの夏にもやってみたいです。
今回のユキノシタですが、我が家では天ぷらのほか、みじん切りにして挽き肉と炒めてオムレツにします。別ページのハコベは、塩ゆでにして茶碗蒸しの青みにぴったりです。経験上、だいたいの野草は天ぷらorみじん切り+挽き肉炒めでイケる気がします。
もしリクエストしてもよろしければ、ドングリを調理していただけないでしょうか。縄文時代はドングリをクッキーのようにして食べたらしいですし、栃餅のような郷土料理もあります。我が家にはクルミとナッツ類のアレルギー持ちがいるので挑戦できないのです。ぜひご一考いただければと思います。
初書き込みで長々と失礼いたしました。これからも読ませてください。末筆ながらガリオ様のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
はじめまして、みの窓さん。嬉しいお言葉のコメントありがとうございます。
アブラセミは昆虫の中でも捕獲難易度が低く個体数が多いため、優秀な食材の内の1つです。ですがセミも節足動物なので甲殻類アレルギーに反応する恐れがあります。おせっかいであるとは思いますが、一応お伝えしておきます。
「みじん切り+挽き肉炒め」で美味しく食べれるという有益な情報を教えていただきありがとうございます。自分は、「焼く・茹でる・揚げる」以外の調理法レパートリーが著しく少ないため、こういった実体験に基づいた貴重な情報は本当にありがたいです。基本的な調理法(焼く・茹でる・揚げる)などで素材の味を楽しんだ後は、「みじん切り+挽き肉炒め」を試してみたいと思います。
ドングリ調理のリクエストですが、喜んでお引き受けいたします!もともと前からマテバシイの調理をしてみたかったのでちょうど良かったです。最初はどんぐりクッキーのような素材メインの調理法をしてみようと思います。
こういったコメントが届くのは心から嬉しいです。ありがとうございます!当面の目標は「日本にある生物(希少種を除く)」を全て食べることなので、これからも精進してまいります。