この記事にはアオダイショウを捌く(さばく)過程の画像が含まれています。また、血や内臓といったグロテスクと捉えられるものが含まれているため、苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
突然ですが、みなさんはヘビを食べたことがありますか?
多くの方は食べたことが無い。と答えると思います。
僕も最近まで食べたことがありませんでした。
そこで思ったんです。
ということで、決めました。
ということで今回は、日本でも比較的簡単に獲れるアオダイショウを食べてみました。
アオダイショウのさばき方と食べ方についても詳しく解説いたします。
目次
- 結論:骨が硬いけど食材としてはイケる!
- アオダイショウのさばき方
- 【さばき方の手順1】頭を落とす
- 【さばき方の手順2】皮をむく
- 【さばき方の手順3】水を流して血や膜を取り除く
- 【さばき方の手順4】ぶつ切りにする
- 【さばき方:おまけ】肋骨を背骨から切り離して開く
- さばくのはこれで完了。
- アオダイショウの食べ方:唐揚げレシピ
- 【唐揚げレシピの手順1】臭み消しの下処理をする
- 【唐揚げレシピの手順2】水気を取り除く
- 【唐揚げレシピの手順3】片栗粉をまぶす
- 【唐揚げレシピの手順4】160℃の油に入れて4分揚げる
- 【唐揚げレシピの手順5】一度油から出して3分寝かせる
- 【唐揚げレシピの手順6】180℃の油にいれて2分揚げる
- アオダイショウの唐揚げ完成!
- アオダイショウの気になるお味は
- 面白かった発見
結論:骨が硬いけど食材としてはイケる!
食感や味の詳細は記事の最後で説明します!
アオダイショウのさばき方
【さばき方の手順1】頭を落とす
まずは、アオダイショウの頭を落としてください。一瞬でやってください。
躊躇するとヘビが無駄に苦しみます。
【さばき方の手順2】皮をむく
頭の切れた部分から皮を剥がすことが出来ます。
靴下をひっくり返して脱がすように剥ぐことが出来ます。
尻尾の先まできれいに剥ぐことが出来ます。
皮を剥ぐ時のポイント
【さばき方の手順3】水を流して血や膜を取り除く
皮を剥ぐことが出来たら、一旦アオダイショウの肉を水で流してください。
血を流したり、体内の膜を剥がしたりするためです。
引っ張らないと取れない膜もあるから出来るだけきれいに剥がそう。
残すとおそらく血なまぐさい感じの肉になるよ。。
【さばき方の手順4】ぶつ切りにする
このままスープで煮込んだり、丸焼きにしたりするのもいいかもしれません。
ですが、今回は【唐揚げ】を作るつもりなので、このアオダイショウの肉をぶつ切りにしていきます。
こんな感じで、4~5㎝間隔で切ってみました。
3つにグループ分けしたのには意味があります。あとで分かります。
【さばき方:おまけ】肋骨を背骨から切り離して開く
アオダイショウの肉が丸まっていて、火が通りにくそうですね。
ということで、縦に2本の切れ込みを入れました。
全てのぶつ切り肉に切れ込みを入れました。
さばくのはこれで完了。
アオダイショウの食べ方:唐揚げレシピ
【唐揚げレシピの手順1】臭み消しの下処理をする
アオダイショウは、青臭くて食べるのに向ていない。と聞いていたので、下処理もちゃんとやることにしました。
命を頂くからには、美味しく食べてやりたいと思います。
【臭み消しその1】料理酒に漬ける
料理酒に1時間半漬けました。
一般的な料理におけるに臭い消しでも料理酒は使われるので、上手くいくと思ってやってみました。
【臭み消しその2】牛乳に漬ける
牛乳に一時間半漬けました。
豚肉の臭みを消すときに、牛乳を使う。と以前聞いたことがあったので、試しにやってみました。
【臭み消しその3】あえて何もしない
比較するときに、無処理のヘビ肉が必要だったので何もしないグループを作りました。
【唐揚げレシピの手順2】水気を取り除く
揚げ物は水気があると油が跳ねるので、油で揚げる前にキッチンペーパーで水気を取り除いておきましょう。
【唐揚げレシピの手順3】片栗粉をまぶす
使うのはスーパーで売ってる普通の片栗粉。
まんべんなく塗りたくりましょう。
【唐揚げレシピの手順4】160℃の油に入れて4分揚げる
最初は160℃に熱した油で、4分間揚げます。
【唐揚げレシピの手順5】一度油から出して3分寝かせる
寝かせる(油から上げる)ことで、余熱で中まで火が通ります。
また、寝かせた後、2度上げすることで骨までカリっと揚げることが出来ます!
【唐揚げレシピの手順6】180℃の油にいれて2分揚げる
ここで、油の温度を160℃から180℃に揚げて、再び揚げます。
これを、2度揚げと言います。
高い温度でさっと揚げることで外がパリッとします。
あとは、残った肉も同じように揚げたらおしまいです。
アオダイショウの唐揚げ完成!
アオダイショウの気になるお味は
- あごの強い男性ならやっとかみ砕けるくらいの骨の硬さ
- 肉の臭みは全くない。唐揚げにして正解かも。
- 肉自体に味は無いけど、つまみ感覚で食べれる。
- 鶏肉の筋に近い
- 旨味がある
- 肋骨が良い感じにパリパリ
って感じです。
つまり、背骨がヤバいけど、食材としては美味しい!ってこと
面白かった発見
3種類の下処理をしてみた訳なんですけど、なんと
➀下処理無し | 全く臭くない |
---|---|
②焼酎に漬ける | 全く臭くない |
➂牛乳に漬ける | ちょっと肉が甘い(ほどよく) |
という結果が得られました。
牛乳が甘くなるのは何となく分かるんですけど、焼酎に漬けたものと下処理をしなかった肉で全く違いが見れらなかったのは面白かったです。
アオダイショウは確かに青臭いです。でもそれはアオダイショウの皮のことであって、肉は臭くないのかもしれません。
今後は、茹でたり焼いたりしてみて本当にアオダイショウが臭い肉なのか検証してみたいと思います!
終わり!
初めまして、臭みがあるかと思っておりましたが全く臭くないということに驚きました。
実はアオダイショウを飼っているのですが、苦しまないように処理していたり無駄なく食されている様子で、見ていて勝手に安心しました。
うちの同居蛇もきっと美味しいのでしょうね(笑)
コメントありがとうございます!僕も最初に驚きました。青臭いのは「皮」の部分だけですね。アオダイショウを飼われているのにご理解ある方で良かったです。はい、美味しいです…(笑)
美味しそうですね。マムシとシマヘビは食べたことあります。しかし自分で捕獲しようにも、なかなかいないんですよね。
さくらもち(122.218.119.26)さん、コメントありがとうございます!
僕はマムシを食べたことがないので、さくらもちさんが羨ましいです( ;∀;)
たしかにあんまり見かけませんよね…僕の経験則でいうと夏場における川沿いの遭遇率はかなり高いですね(7%くらい)